法話

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風吹けば風吹くままに

新年といえば、おみくじであります。その年の運勢を占うものとして、毎年楽しみにしながらおみくじを引いています。今年はそこに「風吹けば風吹くままに港よしと百船千船うち集いつつ」と和歌が詠まれていました。味わいのある歌であります。
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仏様はいつも見ている

仏様はいつも私たちのことを見ています。善導大師は「身常に仏を礼敬すれば、仏すなわち、これを見たまう。心常に仏を念ずれば、仏すなわち、これを知りたまう」として、つねに仏様と一緒にいることを説いています。これを意識して過ごすことが大切です。
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笑う門には福来たる

昔から「笑う門には福来たる」といいます。ニコニコした顔で愛想のよい言葉遣いをすることがあいおての心をなごませ、世の中を明るくします。周囲が明るくなれば、自分の心も明るくなることはいうまでもありません。仏教ではそれを「和顔施」といいます。
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除夜の鐘と煩悩

総持寺では毎年除夜の鐘を撞きます。108の煩悩をこれで打ち消し、心新たに新年を迎えるのです。実際、煩悩は108以上あり、これを打ち消すことはよういではありません。しかし、除夜の鐘の一つ一つの音が、心を浄めてくれるような思いがします。
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船旅とお念仏

お念仏の教えは、まるで船旅をするようなものであると説かれます。(水路の乗船)船で旅をすることは、いともたやすく簡単に目的地に着くことがあできます。それはあたかも、阿弥陀仏の力によって極楽浄土に往生するようなものです。船旅からお念仏の教えを味わいます。
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寄付をしない日本人

日本人はなぜ寄付をしないのでしょうか。ある調査では、日本の人助けランキングが最下位だとの報告がありました。仏教では人を助けるという行為は、まわりまわって自分の幸せにつながると考えています。他者を助ける「利他行」についてお話しします。
法話

悪口は自分を傷つける

あらゆるところで飛び交う悪口や誹謗中傷の言葉。相手を攻撃しているようにみえて、これらはじつは自分自身を傷つける行為になるのです。なぜ人間は、他人を攻撃したくなるのでしょうか。ブッダの言葉とともに、悪口についてお話しします。
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【和歌山市断水の経験から学ぶ】本当に大切なこと

和歌山市六十谷にある水管橋が一部崩落し、和歌山市の紀の川以北地域において大規模な断水が発生しました。不便では有りましたが、それ以上に大切な事に気づくことができました。大切なものは見えない部分にあります。断水を通して感じたことを紹介します。
法話

暑さ寒さも彼岸まで

「暑さ寒さも彼岸まで」というように、夏の暑さも冬の寒さも、お彼岸になれば和らいで過ごしやすくなります。実はこの言葉、単純に気候のことをいっただけではないのです。どのような意味があるのでしょうか。これを知ればお彼岸の過ごし方も変わるでしょう。
仏教

なぜお彼岸は一年に二回あるのか?

お彼岸は春と秋の一年に二回あます。なぜ一年に二回お彼岸があるのでしょうか。お彼岸にはお寺やお墓へお参りし、ご先祖様の供養をします。一年に一度供養をすればいいのではないかと思うかもしれませんが、それではいけないのです。少し視点を変えて紹介します。
法話

心頭滅却すれば夏の暑さも和らぐのか??

「心頭滅却すれば火自ずから涼し」という杜筍鶴の言葉があります。煩悩にとらわれることなく心を整えることで、ものごとを正しく見ていかなければいけません。とらわれることなく、暑いものは暑いままに、ありのままに出来事をそのまま受け入れていくことを教えています。
法話

雑草は種をまかないのになぜ生えてくるのか?

庭に生い茂る雑草 縁がそろえば草も育つ 梅雨の時期になると、雑草があちこちから生えてきて、みるみるうちに大きく成長していきます。 毎日毎日草抜きをしても、次から...