西山上人

法話

シロクマのことは考えないでください

「シロクマのことは考えないでください」と言われると、ついつい考えてしまうのが人間。そのように、やってはいけないことをやって罪を作り苦しんでいるのが人間です。見よと言われりゃ見たがらず見るなといえば、なお見たい。天の邪鬼な自分である自覚が大切です。
法話

春の種を下さずんば秋の実いかんが獲ん

「春の種を下さずんば秋の実いかんが獲ん」弘法大師空海のことばです。春に種をまいたからこそ、秋に実りを獲ることができるのです。人も同じで何か結果を得たいならば行動しなければいけません。これを菩提心といいます。本当の菩提心とはどんなものでしょうか。
法話

「合掌」は「安禅」の異名なり

総持寺の本堂に祀られている西山上人像 西山上人は、書物の中で 「合掌ハ安禅ノ異名なり。心ヲ鎮メン為ニ身ヲ束ネテ助縁トスルナリ。」 と残されています。 安禅とは禅...
法話

山のあなたの空遠く

「山のあなた」(カール・ブッセ作、上田敏訳)という詩があります。七五調で整えられたこの詩はとても味わい深いものがあります。同時に少し切ない詩でもあります。桂枝雀はこの詩を題材に落語をしました。詩の解説と味わいとともに、仏教の教えを紹介します。
法話

自分と妻子は一体だ

「自分と妻子は一体だ」永い闘病生活で弱気になっていた自分を、妻が支えてくれたというある人のお話です。自分が弱音を吐くことが、妻や子どもを傷つけているということに気がつきました。すべての人は、お互いに関係し合い、一体となって存在しているのです。
ブログ

物事をどのように受け取るか?この世は自分の心が作り出しているもの

境内の木にとまって鳴くセミ。夏の訪れを感じさせます。 物事をどのように受け取るか 今日も蝉の声が響いています。うるさいほど聞こえます。これを、お念仏に励む人の声...
西山浄土宗

西山上人の生涯

西山浄土宗の流祖は證空上人です。14歳で出家し、法然に指示し、永きにわたって仏教の教えを学びました。證空の生涯において、当麻曼陀羅の拝見と般舟讃の発見は、大きな光碩だといえるでしょう。念仏の教えを体系化し、多くの書物を残した證空の生涯を紹介します。