お寺にお参りする時に自転車を使う人も多いのではないでしょうか?
小回りがきいて移動に便利なうえ、車では行きにくいところもラクに行けるところがメリットではないでしょうか。
でも、使い方によっては危険な乗り物になることも忘れてはいけません。
自転車で安全にお参りするために必要なものをしっかりと考えましょう。
自転車の危険性
自転車は法律上、軽車両に分類され、そのルールを守って使用しなくてはいけません。違反すると罰則が科せられる場合があります。
決められていることを守って、正しく運転しましょう。
自転車事故の原因
警察庁の統計によると、自転車関連の事故は毎年減少傾向にあります。しかし、交通事故全体を通してみた時に、自転車関連事故は20%前後を占めており、これは横ばい傾向が続いています。
自転車事故の原因
自転車関連事故のうち、最も多いのが自動車との事故です。これは自転車事故の全体の77%を占めています。
またそのうち、出会いがしらの衝突事故が56%、続いて右左折衝突が26%発生していて、これらの事故では自転車側にも安全不確認や一時不停止などの法令違反が多く見られます。
自転車関連事故の原因のうち、死者の約77%、負傷者の約62%は、自転車側にも何かしらの法令違反があったとされています。
また近年では、自転車での単独事故、さらに自転車と歩行者との事故が増えてきています。
自転車安全利用五原則
自転車を使用する際には、次の五つのことを守りましょう。
・自転車は、車道が原則、歩道は例外
警察庁HPより
・車道は左側を通行
・歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
・安全ルールを守る
・子どもはヘルメットを着用
これらに違反した場合、懲役または罰金が科せられる場合があります。
また、民法上において、多額の賠償金を請求される場合があります。自転車事故は命に係わることなので、十分な注意が必要です。