梶取本山 絵葉書
絵葉書を作成して檀信徒の皆さんにお配りしたことがあったようです。
いつの年代のものか、詳細はわかりませんが、今とは違う昔の様子が残されています。
総持寺全景
かつて総持寺の周辺は、主に田んぼや畑で、今のように家などの建物は建っていませんでした。紀ノ川を挟んで反対側の岸にある和歌山市駅からでも、総持寺の屋根が見えたといわれています。
本堂外観と境内
本堂は今と変わらぬ様子でたたずんでいます。ところが境内は今とは全く違う景色を見せています。写真のような桜や松の木などは残っていません。時代とともに境内の様子も変わっていきます。
玄関
玄関は当時も今も変わりませんが、庭の様子が少し違います。昔のほうが少しシンプルでしょうか。
本堂内陣、開山堂と納骨堂
納骨に納められた精霊は、毎年一度総回向をしています。今と変わらず昔もきちんと供養していることが明記されていると、とても安心します。
本堂内陣の荘厳は、現在はガラッと変わっています。平成の大修理などを経て、檀信徒の皆さんのご寄付などもあり、厳かな荘厳が施されています。
おまけ 地図
絵葉書を入れている包みの裏面に、総持寺までの地図が載ってあります。とはいえ、地図というにはあまりにも大雑把に書かれています。おそらく当時は最寄りの紀ノ川駅からお寺がよく見えたので、この地図で十分だったではないでしょうか。