自転車事故の恐怖
自転車は安全な乗り物ですが、乗る人の意識が甘いと専門家の間では言われており、買い物や通学にはとても便利な物ですが、その危険性を改めて確認する必要があります。
損害賠償が高額になることも
事故に合ってしまったとき、当然自転車を利用している人が大きなけがをしたり、場合によっては死亡してしまうこともあるかもしれません。
自転車をしようする時は、自分の身を護るために安全運転を心がけなければいけないのは当然のことでしょう。
しかし忘れてはいけないのが、相手に被害を与えてしまったとき。スポーツタイプの自転車などは特にスピードが出やすく、これで歩行者に衝突してしまうと相手を死亡させてしまう場合もあります。
坂道をものすごいスピードで駆け抜ける学生を見ると、そのあまりの勢いに危険を感じ、足を止めて近づかないように気をつけていますが、私も子どもの頃はノンブレーキで坂道を下っていたことを思い返すと、事故を起こさなかったことが不思議なくらいに感じます。
そして万が一事故を起こしてしまったとき、それがたとえ子どもであっても高額の損害賠償が請求される場合があります。
賠償金が高すぎ??
事故被害の中で一番重いのは死亡事故ですが、損害賠償になると死亡事故が最高額になるとは限りません。
賠償金が大きくなるのは、命が助かったが思い後遺症が残った場合だといわれています。後遺症の程度にもよりますが、今後将来にわたって医療や介護などのサービスを受けないといけなくなるからです。
さらに、生涯働いて稼ぐはずだったお金の賠償、そして慰謝料など、これらを合わせると総額が億を超える額を請求されることにもなるのです。
賠償をもらえないと、被害者も生活がなりゆかなくなります。だから金額も大きなものになってしまうのです。
当事者が未成年であっても、損害賠償の金額には関係ありません。
相手にけがを負わせて、過失があれば、未成年であろうとも処罰を受けることになるのです。
高齢者が加害者になるケース
自転車事故の加害者は圧倒的に中高生だといわれています。しかし、高齢者の違反や事故も少なくないといわれています。
高齢者になると、意図的な違反だけでなく、気づかないということがよく起こります。赤信号に気づかない、確認を怠る、急に車道に飛び出すなどです。
歳をとるにつれて反射速度が低下し、若い人と比べると突然の出来事に対して反応できなくなってきます。「アッ!」と思ったときには手遅れだったということもよくある話です。