「道心の中に衣食あり、衣食の中に道心なし」
画像:国宝 最澄像「道心の中に衣食あり、衣食の中に道心あり」天台宗の祖である伝教大師最澄のことばです。「道心の中に衣食あり、衣食の中に道心なし」道心とは仏教を学び実践し、悟りに向かう心のこと。言い換え...
「あるべきようは」
画像:高山寺HP「あるべきようは」和歌山県の有田川町で生まれた明恵上人は、華厳宗の中興の祖ともいわれている、鎌倉時代に活躍した僧侶です。京都の神護寺で出家をし、仏道に励みました。幼い頃から仏道を求める...
「いかにいわんや。下凡の初発心の人ハ利生に於いて障り多し」
画像:アートジェンダHP「いかにいわんや。下凡の初発心の人は利生に於いて障り多し」仏教では「他人のために」行動することを、よく求められています。自分の利益になることだけをするのではなく、他人の利益にな...
「我ヲ捨テ偏ニ他ノ為ニシテ私ヲ離ル也」
画像:西大寺HP「我ヲ捨テ偏ニ他ノ為ニシテ私ヲ離ル也」日本の仏教教団は多種多様にあって、それぞれの教義に基づいてその宗派が建てられています。それは今も昔も変わらず、鎌倉時代にも、法相宗、三論宗、天台宗...
「学問スルハ心ヲ直サン為ナリ」
画像:奈良国立博物館HP「学問スルハ心ヲ直サン為ナリ」奈良の西大寺中興の祖といわれる、鎌倉時代の名僧に、叡尊上人という人がいます。のちに朝廷から「興正菩薩」の諡号を授かり、現在にまで広く知られています...
生きづらさの原因とは
生きづらさの原因とは社会は日を追うごとにめまぐるしく変化していってます。とくにインターネットやSNSの発達によって、その変化のスピードについていくのがやっとです。そんな中で生きて行くためには、効率をい...
『幸せのお守り』
『幸せのお守り』心あたたまるお話を紹介します。『幸せのお守り』 「もう死にたい…。もうやだよ…。つらいよ…」妻は産婦人科の待合室で、人目もはばからず泣いていました。前回の流産の時、私の妹が妻に言った無...
後悔する人しない人
後悔する人しない人用事でお寺から外へ出て行こうとしたときのことであります。お寺の門をくぐって、本堂の前までやって来たご年配の方が、何やらうろうろとされていました。本堂にお参りをするのかと思えば、そうい...
親思う心にまさる親心
親思う心にまさる親心高校を卒業してすぐ、本山の修行で僧侶を目指す仲間とともに共同生活を始めました。その後は大学へと編入し、二年ほどひとり暮らしをしながら学校へと通い、そして本山職員としてふたたび住み込...
梅と人間の見方
今年も知人から梅をいただきました。和歌山の特産である「南高梅」であります。とくに産地であるみなべ町では、なだらかな山に一面の梅林があり、花が咲く2月ごろには見渡す限りの梅の花が咲き誇ります。みなべ町の...
観音菩薩のような生き方
総持寺の境内にある観音菩薩像観音菩薩のような生き方「我れは浄土門の教へに依りて深く阿弥陀如来を信仰するものであるが、同時に亦厚く彼の如来の助化者たる観世音菩薩を崇敬するものである」当寺の御一代である、...
真面目な人がバカを見る?
真面目な人がバカを見る?こんなお話があります。お釈迦様が在世のころのことであります。二人の男が、大勢の仲間ともにお釈迦様のお説法を聞きに行きました。一人の男はお釈迦様の教えを聞き、その結果として預流果...