味わうことの大切さ 五感で感じる 

感覚を大切にしてみる

私たちは毎日、外からの刺激を受けて生活をしています。

色や形といった、目に見えるもの。

人の声や車の音など、耳から聞こえるもの。

匂いなどの、鼻で香るもの。

ご飯など、舌で感じる味。

などなど・・・

五感を通して一日中いろいろな情報を受け取っています。

 

ところが、近年はこれらの情報があまりにも多すぎるような気がします。

特にSNSではデマが横行し、誹謗中傷が飛び交います。

正しい情報と、そうでない情報を、きちんと見極める力が、現代の私たちに求められているのです。

しかし、情報を見極めることほど忙しいものはないのではないでしょうか。

情報に翻弄され、いつも右往左往し、心を落ち着けることなく、慌ただしい生活を送っているのが、現代を生きる私たちなのだと思います。

 

さて、そこでお寺へ足を運んでみるとどうでしょう。

いつも聞こえる街の喧騒を離れ、非日常の空間が、そこには広がっています。

たとえほんの一分でいいです。何も考えずにお寺の仏様と向かい合ってみましょう。

すると、普段感じないものを感じることができます。

風の音

花の香り

自分だけの空間

聞こえるもの、見えるもの、香るもの、それらのすべてをそのまま、ありのままに受け取ることが大事です。

「いいもの」を求めるのではない。ありのままを見聞きすること。それを「味わう」と表現するのです。

体に感じる感覚を一つ一つ大切に感じ取るようにしましょう。

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